色彩が調和したデザインは高い好感度を得やすいと言われています。EX感性では、Judd(ジャッド)の色彩調和理論に基づき、配色の調和度を自動で判定します。
なお、目的によってはあえて調和を外し、賑やかさや躍動感を演出するケースもあります。分析結果はデザイン意図と併せてご検討ください。
分析手順
- メニューから「印象(色)調査・色彩調和」を選択し、分析を実行します。
- 結果画面で「参考」(色相調和による効果の表示)をクリックします。
結果画面の見方
色相環(カラーホイール)上にソナー表示され、選択色が調和パターンに収まっているかを確認できます。
- 調和パターン内の色例:水色、オレンジ
- 調和パターン外の色例:濃い青 など
Judd の調和パターンと印象
アイデンティティ | アナロジー | インターミディエート | ダイアード |
---|---|---|---|
静かで単調になりやすいため、トーン(明度・彩度)を変えてメリハリを付けると良い。 | ソフトな印象で失敗しにくい配色。 | ほど良いコントラストがあり、安定感を持たせやすい。 | 強い補色関係。赤の明度を上げた場合は、補色の緑の明度を下げるとバランスが取れます。 |
オポーネント | スプリット | トライアド | テトラード |
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適度なコントラストで、派手すぎず地味すぎない。 | ― | ― | 2 組の補色を使ったカラフルな配色。色数を増やしたい場合に適します。 |
類似性の原理(トーンでそろえる方法)
シリーズ商品などで多色を使う場合でも、明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)が近い色(同じトーンであるとも呼ばれます)を選ぶと統一感を保ちやすくなります。
EX感性の色彩調和評価を活用し、ブランドイメージや訴求目的に合わせた最適な配色をご検討ください。